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【大学1・2年生必見】大学生活やるべきは⁉︎アルバイトvsインターン 探し方から取り組み方まで徹底解説!大学生活の7つの鍵_インターンシップ編

  2022.08.15

 

充実した大学生活、過ごしていますか?

大学生活で後悔している学生は65%程度存在し、3年生が就活をはじめるタイミングで「自己PRできる力を注いだ経験がない」「もっと有意義に時間を使えば良かった」と後悔する学生は少なくありません。
 
ハタチのトビラ「大学生活7つの鍵」シリーズでは、大学生活を充実させるための7つの必需品をまとめています。 第四弾の今回は、”インターンシップ”の鍵を紹介します。

・ぶっちゃけインターンシップって必須?
・アルバイトとインターンシップの違いって?

具体的なインターンシップの探し方についても詳しくご紹介していますのでぜひ最後までご覧ください。隙間時間で、大学生活をアップデートするきっかけをつかみましょう!

 

アルバイトとインターンシップの違い

そもそもインターンシップが何を指すかというと、文部科学省の定義を踏まえると「学生が仕事体験をする活動」のことです。

就活のタイミングで「インターンシップを体験したことがあるか?」という質問でも大半の人が参加しているといわれる程、大学生活において“インターンシップ”というものが定着してきています。

どのようにインターンに臨めばいいのかを説明する前に、まずはアルバイトとの違いを抑えましょう。

1、企業の実施目的の違い

アルバイトとインターンの実施目的が違います。アルバイトは、労働力確保を目的としているので、採用のポイントとしては「コミュ力」や「シフトの柔軟性」に比重が置かれることが多いです。

一方で長期インターンの場合は、労働力確保に加えて「新卒採用を見据え、優秀人材に出会いたい」「学生の強みを活かした仕事で、活躍を期待したい」という企業も多いです。そういう訳でインターンでの面接時では、主体性・思考力にも比重が置かれます。就活生向けに開催される短期インターンでも、早期で優秀な学生と出会い、新卒採用につなげる場合もあります。

 

2、報酬の仕組みの違い

イメージしやすいと思いますが、アルバイトは「時間に対しての成果」に応じて賃金がもらえる時給制の仕組みがとられています。

それに対して、インターンは「業務の成果」に応じて賃金がもらえる仕組みです。もちろんインターンでも時給制が給与形態の中心ではありますが、時間が過ぎたからお金がもらえるけではなく、「会議で学生ならではの発言で価値発揮をする」「学生目線で記事を書く」など、成果を出すことが求められます。

 

3、フィードバックの有無の違い

厚生労働省が定めるインターンの定義に「学生側にフィードバックを与えること」があります。お金を稼ぐだけではなく、自己成長の機会という性質を持つのがインターンです。だからこそ、業務の進捗や目標達成度、成果に対して、積極的に社員にフィードバックを求めるようにしましょう。

 

インターンシップの種類とメリット

ここまでの解説で、単に「お金を稼ぐ」以外の性質を持つのがインターンということが理解できたでしょうか?

ここからは、短期インターンと長期インターンという切り口から、特徴やメリットについて解説していきます。

※短期インターンの中でも、1日の仕事体験と呼ぶように推奨されています
 

短期インターンのメリット

短期インターンは、主に就活を控えた学生が企業で業務を実践することを目的として働く職業体験を指します。就活3年生向けが多いですが、最近は大学1・2年生も参加可能な短期インターンも実施されています。

 

メリット1,業界・企業研究ができる
短期インターンは開催期間が1日から数週間と短いため、気軽に複数の職業体験をすることができます。企業側は学生に会社のことを知ってもらい、認知度・理解度を上げることを目的に開催しています。短期間で「どんな仕事があるのか知りたい」「自分の適性を知りたい」という人におすすめです。

 

メリット2,似た価値観の学生に出会える
同じ業界・企業に興味のある他大学の学生と出会うことができます。「この会社を受けている他の学生はどんな人なのか?」とわかる場になることはもちろん、他大学の学生に刺激を受けてモチベーションが上がることもあります。

 

メリット3,グループワークを体験
短期インターンでは業界・企業説明のほか、数時間のグループワークを実施する形式が主流です。

初めて顔を合わせたメンバーと、企業が持つ課題に対して最適解を導く体験をするコンテンツとなっています。短時間ですが、そのプロセスから、業界知識・スキルを学べるようになっています。

 

長期インターンのメリット

長期インターンは大学1〜4年生に対し、数ヶ月以上の期間で実際に就業経験を積む職業体験のことを指します。長期インターンを募集している企業はベンチャー・中小企業が多いです。大手企業で長期インターンを募集している場合は、就活に紐付け、優秀な学生との出会いを目的としていることが想定されます。

 

メリット1,自分の適性を吟味
長期インターンは、自分自身の強みや課題、適性を見極めるための実験の場

実際に働いてみることで「強みに気づけた!」「興味がなかった職種の面白さに気づいた!」など視野が広がる機会になることは勿論、「志望していた仕事が、イメージと違った…」という理想と現実のギャップを感じて会社を辞めてしまう…ことの予防にもなります。

 

メリット2,社会人・先輩とのつながり
長期インターンでは、オフィスワークをする社会人や他大学の友人と時間を過ごすことで、 "人間関係の幅を広げること"ができます。

「普段仲のいい友人と将来の真面目な話がしにくい…」という人もきっと、将来に向けて考えるつながりが得られるでしょう…

 

メリット3:スキルを磨きながらお金がもらえる
自分のスキルを確かめる場になりながらお金がもらえるという経験をすることができます。長期インターンではビジネススキルを身に着け "働く"を考えながら報酬を得ることができるのは魅力の1つです。長期のため、インターンを始めた当初と比べてどう成長したか、どんなスキルが身についたのかを振り返ることができるのも大きなメリットです。

※時給1,100円以上+交通費が報酬の相場です。

 

短期or長期インターンシップの応募方法

ここまで、インターンの短期と長期の違いや、メリットについて理解が深まっているでしょうか?

ここからは「インターンシップに応募しようかな?」と思った方向けに、応募STEPと検索サイトを紹介します。アルバイト選びと同様に自分に合ったサイトを活用して応募してみましょう!

インターン応募までの3STEP

STEP1:気になった企業をリストアップ
インターン検索サイトで気になった企業を5〜10個リストアップしてみましょう。

STEP2:気になった企業をさらに調査
気になった企業をホームページ等でさらに調べましょう。企業サイトや求人ページをみて気になったこと、いいなと思うこと、疑問に思うことなどを書き留めましょう。

STEP3:インターンへ応募
STEP2で言語化してみた上で「気になった!」「行ってみたい!」と思った企業のインターンへ応募しましょう!

インターン検索サイト4選

ここからは、ハタチのトビラの編集者目線で、検索サイトを紹介します。それぞれ特徴があるので、自分に合ったサイトを利用しましょう。

 

インターンシップガイド
特徴①全国のインターン情報が掲載
特徴②長期に加え、短期インターンも検索可
特徴③大手企業も数多く参加

<おすすめの学生>
長期・短期インターンを探している地方学生を含めた全国のインターン初心者の方。インターン経験のある学生へのインタビュー記事の掲載など、学生目線でのコンテンツが掲載されているので一度目を通してみてもいいかもしれません。
キャリアバイト
特徴①インターンサイトで登録者No,1
特徴②企業からのスカウト機能有り
特徴③インターンに関するコラムが充実

<おすすめの学生>
長期インターンを探している方。ビジネスマナーを学べる動画コンテンツや就業中の企業から業務に関するフィードバックがもらえる機能もあるので、一度覗いてみて損はないと思います。
Infraインターン
特徴①条件検索機能が充実
特徴②就活イベント・説明会情報も充実
特徴③採用担当から個別スカウトが届く

<おすすめの学生>
就活を見据えた長期インターンの経験値を積みたい方。「職種」「エリア」「特徴」「業界」以外に「インセンティブあり」や「リモート勤務可能」など条件のでインターンを探すことができるので長期インターンに多くの情報を一度に取り入れたい!という方は一度みてみると良いかもしれません。
Wantedly
特徴①掲載企業数が約37,000社
特徴②仕事のやりがいが見えやすい
特徴③理念や社風やが見えやすい

<おすすめの学生>
働くやりがいやどんな会社なのかを詳しく知りたい方。Wantedlyは、やりがいや環境で求人者と求職者をマッチングする、新しいカタチのビジネスSNSです。給与条件記載がされていないので、使い方としては、上記3つのインターンシップ検索サイトで気になった企業をWantedlyで再検索する方法がおすすめです。

 

自分に合ったインターンシップの選び方

 

ここまでインターンについて解説してきましたが…結論、大学生活でインターンはやるべきか?

短期にすべきか長期にすべきか正解はありません。

「どんな目的で何を得たいか?」によってその解は変わってきます。

ここからは、3つの学生の例を紹介しますので、「自分に似ているかも!」と思った例を参考にしてみてください。

 

自分に合っている仕事を知りたいAさん

Aさんの特徴興味や強みを知りたい

なんとなく興味のある業界や職種があるAさんは、長期インターンへ参加することがおすすめです。

就活を経て入社後に「思っていいたものと違う」という状況に陥らない意味でも有意義な時間になるでしょう。

アルバイト検索のように、興味のある業界・職種や、勤務時間、立地など条件を設定して検索してみましょう。

ちなみに、ハタチのトビラでは、興味を深めるプロセスを追体験できるコンテンツとして#人生シュミレーション動画を提供しています。

ロールモデルとなる社会人が、どのように興味を人生・働くにおいて体現しているのか?ヒントとして隙間時間に視聴することもオススメです。

 

就活を見据え「働く」を幅広く知りたいBさん

Bさんの特徴幅広く将来の選択肢を知りたい

そもそも「世の中にどんな仕事があるのか?」「やりたいことをみつけるには?」この疑問を解消するには、短期インターンを通じて視野を広げていくことが重要です。

例えば「人に直接的に携わる仕事がしたい」としても、その仕事は無数にあります。仕事は、知らないと選べない。だからこそ、就活になって慌てて社会に触れるのではなく、就活前の早期のタイミングにおいて将来の選択肢を知ることが重要となります。

とはいえ、短期インターンへの一歩も絞りきれない方は、ハタチのトビラで社会人の1日に密着した#動画で職業体験(ジョブシャドウ)動画がオススメです。働くイメージを手軽に掴めるコンテンツなので隙間時間に覗いてみてください。

 

熱中したいことを悶々と探すCくん

Cさんの特徴熱中することを見つけたい

Cさんには、インターンに拘ることなく、幅広い選択肢から行動するべきことを考えてみましょう。

熱中することを模索するにあたっては、必ずしもインターンである必要はありません。大切なことは、心が動かされる言葉や体験に出会うことです。

一人で考え込んでいても見いだせないケースもあるので、大学生向けに自分や将来について考えるイベント通じて、同世代や社会人世代と交わってみることも、最初の一歩としてはオススメです。

※ハタチのトビラにおいても、毎月さまざまな業界・職種の社会人を呼んだイベントを開催していますので迷った際にはオススメです

 

インターンシップへの取り組み方3STEP

インターン応募後に、気をつけたいのが「参加することに満足して終わってしまう…」ことです。

インターンはあくまで何かを得るための手段の一つでしかないので、参加後の仕事への取り組み方が重要です。

ここでは、せっかくの経験を最大化するために、インターンへの取り組み方を3つのステップに分けて解説します。

STEP1,目的・目標設定

なぜ、インターンに取り組むのかという目的と具体的な目標を設定しましょう

業務の具体的な目標は先輩社員と一緒に立てることで、その会社がどのような方向性で、どれくらいのスピード感で向かっているかを掴めるかもしれません。

STEP2,振り返り

1〜2ヶ月ほど経過したら、STEP1で設定した目的・目標に沿って取り組めているかを振り返ります。

振り返り内容によっては業務の内容や量を見直したり、そもそもの目標設定を修正したりしましょう。

STEP3,目的・目標の修正

半年〜1年ほど経過したら、当初の目的・目標で目指したゴールに近づいているかを確認します。目的・目標の達成度に応じて次のステップを描いていきましょう。

新しい環境に飛び込んでみるのもよし、半年間で得たスキルをさらに伸ばすもよし。自分の働くイメージへの擦り合わせと行動を繰り返していきましょう。

 

インターンシップの3つの罠

ここまでで、インターンのメリットを感じる方も多いかと思いますが「インターン」と謳った罠が存在するので要注意です。

ここからは気をつけるべきことも解説していきます。

罠1:長期インターンと謳ったアルバイト

インターンを謳った作業させるだけのアルバイトが存在します。

よくあるのは、長期インターンという名を借りたアルバイトです。

具体的には「単純作業のみを繰り返す」「ひたすら荷電する」といった、考え工夫する余白がない作業のみを任されるケースです。そして、インターンのメリットであるフィードバックをもらえない放置状態の職場もあります。

「インターンと謳えば応募がくるであろう」という企業もあるので注意してください。

 

罠2:無給の長期インターン

インターンは職業体験であるため、無給のインターン自体は違法ではありません。

しかし、インターンシップ制度を悪用して学生に業務を任せているような企業も中にはあります。

特に「営業の成果報酬型」の仕事は、よく見極める必要があります。企業側の利益になる業務を指示されているのにも関わらず、無給である場合は、違法の可能性があります。

実際にやってみて、合わないと思ったら逃げることも大切です!

 

罠3:就活に有利に働くとは限らない

インターンシップ参加経験=就活有利というのは大きな罠です。

長期インターンの経験を面接で語って内定を得ることができた先輩の例や大学3年生の短期インターンへの参加が、内々定や早期選考につながるということはあります。

勿論、それは「どんな目的でインターンシップへ参加し何を考え、どう行動したかをその人なりに語ることができたから、結果的に内定を得ることができた」という一例にすぎません。

インターンに参加することが目的化しないように意識することも大切です。

 

インターンシップ経験と就活の関係性

インターンの3つの罠でも触れましたが、最後にインターンと就活の関係性について、より解説していきましょう。

就活になると、よく聞かれる質問の一つが「インターンシップは選考に有利に働くのか?」です。

 

面接官:「頑張ったことはなんですか?」
就活生:「長期インターンです!」

といったやりとりが、インターンが一般化なりつつある昨今、就活でも見受けられますが、面接官が評価しているポイントは"インターン経験の有無"ではありません。

面接で大切なのは「大学生活で何をしたのか?」という事象や肩書きよりも、「具体的にどのような行動をしたのか?」を自分なりの言葉でどのように語れるかです。

大手企業の採用担当へのインタビューにおいても、「入社後活躍する可能性を見極める」ことを目的に、多くの面接官は4つの切り口から、学生時代の経験を掘り下げていけるケースが多いです。

 

Q1.目的 「どんな目的でその行動をしたのか?」

Q2.課題「どんな困難があり、その困難をどのように乗り越えようとしたのか?」

Q3.スタンス「その経験の中で何を大切にして行動していたのか?」

Q4.学習「その経験からどのようなことを学んだのか?」

参考:面接官の告白

上記の観点を踏まえると『目的→課題→スタンス→学習』の切り口で学生時代の経験を語れる準備さえできていれば、必ずしもインターンに取り組むことが有利に働く訳ではありません。

どんなことでも目的意識を持って取り組み、 振り返りをしながら経験値を貯めることが大切です!

とはいえ最後に抑えておきたいこととしては、3年生の夏頃からはじまる短期インターンについては、参加することが新卒採用の本選考に直結する企業があることも事実です。

自分の志望する業界がどのような選考フローで動くのかは、3年生の春の段階で一度チェックしておくことも大切です。

 

インターンシップ解説まとめ

ここまで読んでいただきありがとうございました。

インターンのメリットはなんといっても、社会人になった自分をリアルにイメージできることです。企業で働く経験をして「どんな企業で働いてみたいか?」ということが具体的になっていくはずです。

とはいえ「絶対にインターンをしなければならない!」と言っている訳ではありません。

サークルや学生団体、部活やアルバイトなど、学生時代に熱中できることはなんでもあります。あなたがやってみようかなと思えることに本気で取り組んでみたら、必ず就活や将来につながっていきます。

ハタチのトビラでは、定期的に大学1,2年生向けの短期インターンを実施しているので、気になる方は数時間の体験で感覚を掴んでみましょう!