将来に迷うなら、マイテーマ探そ。自分の変化を記録するマイベージの使い方とは?
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「やりたいこと」探しはもう古い?
「やりたいことがわからない」大学生であれば、誰しも一度くらいは直面したことがあるのではないでしょうか?
特に、就活がはじまるとこの悩みが顕著になり、そのまま悩みが解決されずに卒業していく大学生も少なくありません。
しかし、先が読みにくい時代でもあり、選択肢が溢れる昨今において、人生賭けて「やりたいこと」をみつけるのは無理があるのも現実です。
「やりたいこと探し」から、「マイテーマを探求する」という発想へ
やりたいことは思い浮かばなくても、なんとなく興味のあること、好きなこと、であれば言葉にできる人も多いのではないでしょうか?
マイテーマとは、自分の興味と意志からつくられる「私が、探求したいこと」です。
例えば、1ヶ月のマイテーマを「動画を通じて、人の心を動かすには?」というテーマを掲げたとすると、そのテーマの答えを自分なりに導くために、動画を収集したり、自分で制作してみたり、行動を起こしていく。
そして、その行動や新たな経験を振り返り、翌月の新たなテーマを掲げて行動することを繰り返していくことが「マイテーマを探求する」という意味です。
実際に、ロールモデルの一人である正木さんは、「100年後も健康でいられる社会をつくるには?」というマイテーマを掲げ、健康について、食をはじめ複数の観点からアプローチをしています。
結局、自分の将来の方向性は、なんとなく大学生活を過ごしていても見つかるものではありません。意図的な「行動」と「振り返り」の繰り返しによって見出せるものなのです。
マイテーマ探求を記録するマイベージの使い方とは?
ここからは、マイテーマ探求を記録するマイページの使い方について紹介します。
(1)先月の行動を振り返る
人が成長するための理論として、「経験学習サイクル」という考え方があります。人の成長には「経験」だけではなく、「振り返り」をして次に活かしていくことが必要であるという考え方です。
初めてマイページを使う方は、「この1ヶ月において、興味を持ったor気になったこと」を記録していきましょう。(先月ログを残した方は、「先月の”マイテーマ"に対して自分なりに考えたいこと」を記録していきましょう)
それらが、マイテーマを考えるヒントになります!
(2)自分の興味をマップに可視化する
まずは自分の興味のあるキーワードを、8つのマス目に入れていきましょう。
「興味のあるモノ・コト」「気になる人」「悩んでいるトピック」等、思いつくままに入れていきましょう。
そして、更に、その興味のあるキーワードを構成する要素を入れていきましょう。例えば、動画制作というキーワードにおいても、「自分が好きな、心を動かす動画とはどんなものか?」「好きな監督の作品」「編集技術を向上するにはどうするとよいのか?」「動画をビジネスにするメディアとは何か」等と、人によっていろんな要素があると思います。
この可視化するということは、自分の潜在的意識を引き出すことにつながるので、自己理解を深めることにつながると思います。
(3)この1月探求するマイテーマとアクションを決める
最後は、可視化した材料から、マイテーマを決めていきます。ポイントは探求したいテーマを「問い」で表現することです。
マイテーマを決めるために、まずは、自分の興味が様々広がっている中で、マイテーマをつくる重要なキーワードを、「自分を表す#」に書き出してみましょう。
その上で、「人に喜んでもらう接客とは?」「理想のチームをつくるには?」「自分のやりたいことをみつけるには?」等と、自分の興味から、マイテーマを言語化してみましょう。そして、マイテーマに対して考えたいことや、行動したいことを書き出してみましょう。
心理学用語の一つに「カラーバス効果」というものがあるように、人は一つのアンテナを立てることで、それに関する情報が無意識に自分の手元にたくさん集まるようになります。
是非、なんとなく1ヶ月を過ごすのではなく、マイテーマを意識した1ヶ月を過ごしてみてください!
大学生活も、就活も、ソノサキも、「組織」ではなく「個人」が主役の時代へ
昨今は、人生100年時代といわれ、人生の時間軸が長くなることが予想されています。そんな中で「いい大学に入学して、いい会社に就職して勤めあげ、老後を暮らす」というシンプルな人生設計が難しくなっていくでしょう。
事実、昨今では転職は当たり前、フリーランス、副業・複業、といったように働き方やお金の稼ぎ方も多様化しています。
大学生活についても同様で、「授業」「バイト」「サークル」以外にも「オンラインでの学びの場」「インターン」「起業」「休学」等々、その過ごし方も多様化しています。
そう、大学生活の過ごし方も、就活もルールがあるようでない…だからこそ”マイテーマ”の変化を記録することで、「自由な4年間」「ソノサキ」を充実したものにしていきましょう。