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過去と未来を繋げる「マイテーマ」とは?

  2018.12.26

 

5年後の自分なんて、わからない

「5年後、あなたは何を実現したいですか?」

 

エントリーシートや面談準備のためによく聞かれるこの質問。

自分の人生で何をしていきたいかなんてわからない。でも、決めなきゃいけない。就活を前に将来に悩む大学生は少なくありません。

変わり続ける社会の中で、5年後、10年後の自分が描けないのは当たり前。そんな中で、自分の活動・就活の軸になるものは、何でしょうか。

 

マイテーマのきっかけは、過去にあり

News Picksで人事を担当する山口さんのマイテーマは、「人と人との絆(キズナ)とは?」

このテーマの根本には、人にまつわる困難がたくさんあったという山口さん自身の過去がありました。

 

人生ってほぼ困難の毎日だけど、困難を乗り越えた瞬間が楽しい。

 

そう感じた山口さんは、過去の経験から、友人、家族、会社の同僚など人と人との絆がどう作られているのかに興味を持ち、News Picksの人事担当として日々そのマイテーマに取り組んでいます。

 

原体験によって変化したマイテーマ

マイテーマの形成に影響してきた様々な出来事の中でも、自分自身の中でまだ消化しきれていないものと話すのは、両親の熟年離婚。

両親の仲が悪いことも知らず、むしろ幸せな家庭に育ってきたと思っていたために、両親の離婚の知らせはまさに青天の霹靂。自分の今までの30年間が嘘だったかのように感じたようです。

そんな大きな出来事を経て、家族をテーマにした新しいビジネスを考えている山口さん。その背景には、どのようなマイテーマの変化があったのでしょうか?

 

マイテーマは変わり続けるもの。

現在は、それまでのマイテーマからさらに踏み込み、人と人との繋がりの本質である家族に焦点を当てた「家族とはどうあるべきか?」という新しいマイテーマを追求している山口さん。

自分のわくわくすること、楽しいことを軸に行動することは大事だけれど、マイテーマは変わりやすい。変わりやすいからこそ、立ち止まらず探し続けることで、マイテーマもどんどん派生していくのではと話します。

マイテーマが見つかった後に大事にしたいのは、自分を信じてやり続けること、そして人として誠実であること。自分を応援してくれる人の存在が、マイテーマの追求を後押ししてくれるのではないでしょうか。