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「就活と人生を占うハタチのトリセツ」法政大学 田中研之輔教授

就活, キャリア, 大学生活, 人生100年時代, プロティアン

社会の変化によってこれからの「就活」はどうなる?

就活ルール廃止や新型コロナウイルスの流行による社会の変化によって「就活」はこれからどのように変化するのでしょうか?

この動画は、『先生は教えてくれない就活のトリセツ』の著者であり、法政大学キャリデザイン学部で教授を務める田中先生による特別授業です。

  • 「プロティアンキャリアとは?」
  • 「人生100年時代に貯めるべきものは?」
  • 「大学生活を過ごす上で大切な3つのこととは?」

といったポイントを意識しながら、自分の大学生活をアップデートする“きっかけ”として、ご覧ください!

 

ハタチという節目からどれだけ変われるか?(0:23~)

就活の流れはある程度決まっているものの、それに対して細かく対応する必要はないと言う田中先生。それよりも、ハタチという節目をきっかけに“化ける”ことが、今の時代において重要だと説いてくれています。

月に2人×12ヶ月×4年間も過ごしたら、社会人になる前に100名弱の社会人と会える。
そうしたら、学生の君たちはかなり“化ける”

田中先生自身もハタチの頃、親友を亡くしたことをきっかけに変化したそうです。

20年間生きる中で作り上げてきた自分を壊すのは難しい。それでも、いかに自分を壊せるか? 変われるか? がその後の人生の分かれ道になるようです。

 

これからの時代おいて大切なプロティアンキャリア(1:23~)

大学ではまだ話題になっていない「プロティアン」という言葉。

社会が変化していく中で、どれだけ自分が変われるか?化けることができるか?がキーになってきます。

①キャリアは、組織ではなく個人が創るもの
組織の中で与えられたものをやっていく従来型のキャリアとは違い、これからの時代におけるキャリア形成は、自分で求めて、欲して、自分でキャリアを決めていく時代がきている。

②キャリアの成功とは、心理的成功を味わうこと
自分が楽しいと思うことがすごく大事!仕事や学習をして「やりがいがあるな」「これがやりたいことだった」と、心理的成功ないし内面的満足度が高い方が幸せである。

③仕事と遊びは統合可能であること
社会人になることは、楽しくない世界に入ることではない。与えられるものを待っているのではなく、“楽しい”を自ら創ることで、仕事と遊びは統合される。

 

人生100年時代に大学生がすべきこと(3:24~)

みなさんはリンダ・グラットンの『LIFE SHIFT―100年時代の人生戦略』を読みましたか?この本の冒頭には以下のようなことが書かれているようです。

「長寿国の日本は人生100年も生きられる。人生の時間がたっぷりある、そんな国に生まれて羨ましい。」

田中先生はこの本を紹介するとともに、これからの時代に貯めるべき3つの資本を説明してくれます。

  • 文化資本:語学、プログラミング能力、各学部での専門的な学び
  • 社会関係資本:友達や先輩などの人脈
  • 経済資本:お金

この中でも、学生時代に貯めるべきなのは、文化資本社会関係資本。学生時代に貯めた文化資本と社会関係資本は、後々の人生の節目で経済資本に変わっていくからです。

 

アラハタ世代へメッセージ(5:45~)

最後にまとめとして、田中先生から3つのメッセージがあります。

  1. 学びたいことを徹底的に学ぶ
  2. 大学と社会を自分でつなげる
  3. 社会人の心構えで大学生活を送る

改めて考えてみると、日本は高校卒業して働く人が約48%います。つまり、高校卒業して働ける社会において、社会人にならずに、大学生はわざわざ学びを選んでいるわけです。そうであれば、“働いている”という心構えをもって学んだ方が、大学生活は豊かになる、そう田中先生は教えてくれています。

 

ハタチのトビラ編集部より

みなさんは、操られる側と操る側どちらが楽しそうだと思いますか?
多分、ほとんどの人が「操る側」と答えると思います。

そう、人生も一緒です。自分の人生は自分で操る、こうやって過ごしていったほうが、会社組織等に操られるより何倍も楽しいはずです。

そのためにしなければいけないことは、今回田中先生が丁寧に教えてくれましたね!

この動画を見て動き出すか否かは自分次第。さぁ、10年後のあなたの人生の舵取りは誰がやっているでしょうか?