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Startup Base-U18代表から学ぶ「アントレプレナーシップ」自分らしい強みを活かす起業の方程式とは?

キャリア, 起業, アントレプレナーシップ, スタートアップ

誰でも使える起業の方程式とは?

一昔ほど前は「起業」は遠い存在のものでしたが、ここ最近は「学生起業」という言葉もあるように、大学生でも(中には高校生も!)チャレンジできる選択肢の一つとして、根付いてきました。

そこで今回は、株式会社まつりばを創業され、高校生・高専生向け起業体験プログラム“Startup base-U18”を運営されている森 真悠子さんに起業にまつわる あれこれをお聞きしてみました。

起業に興味がある人はもちろん、新規事業開発などの仕事に興味がある人にもおすすめの動画となっております。ぜひご覧ください。

 

動画視聴のポイント

  • スキルの捉え方とは?
  • 他人のふんどしで相撲をとる!?
  • 起業における3つの心構えとは?

といったポイントを意識しながら、動画を視聴してみましょう!

 

起業の方程式(0:10~)

「あなたはどんなスキルを持っていますか?」

と聞かれたら、皆さんはどう感じますか?

スキル=資格・技能とした時、特に技能は上には上がいるのが現実です。

そこで森さんが教えてくれたスキルの捉え方は、3つのキーワードを掛け算する方法。3つのキーワードを掛け合わせて大学で1番になれるものはなんだろう?と考えてみると、それがスキルとして活かせるかもしれません。

森さんの場合は、
育成 × U18 × スタートアップの事業の創り始め
となるようですよ。

 

起業6期目の今(1:26~)

森さんが起業したのは2014年。

起業して一番最初にやったことは「高校生向け起業体験プログラム ―Startup Base U18― 」の立ち上げでした。このプログラムは、6年目となる現在(動画撮影時)も続けており、今やメイン事業となっています。

2つ目の事業は「人財プラットフォーム Joinny」です。人のポテンシャルを可視化するにあたって、テクノロジーを使うとしたらどんなプロダクトになるのだろう?という想いから開発したオンラインサービスのよう。人事部や拠点が多い中小企業の経営者に利用してもらっているそうです。

 

起業の困難(2:42~)

2社の大企業を経験後に起業した森さん。

起業してまず困ったのは、朝起きて行く場所がない、つまり稼ぐ場所がないということ。この状態に不満を覚えたし、不安も感じたそうです。

エンジニアやデザイナーのように受託で稼ぐ方法が無い中で、当初森さんは、声をかけて頂いたものは全て引き受けていきます。今思うと恥ずかしい思い出として、六本木の路上で花を売る仕事の話もしてくれましたよ。

その他にも魚を捌くオンライン動画講座をやった話など、駆け出しの頃を赤裸々に語ってくれた森さん。この時に色々経験したことで、自分のマイテーマ(方向性)が定まっていったと思うと教えてくれました。

 

起業の定義(4:36~)

ここでの話題は、起業(スタートアップ)の定義について。

森さんは、スタートアップとは「“法人格”という山を作り、その山をペタペタと毎日毎日お世話しながら大きくしていくこと」といった感じで表現してくれました。

起業は自分のやりたいことを何でも自由にできるのではなく、お金をいただけるよう、顧客の課題をピンポイント解決することが求められます。これを森さんは、起業してから切に感じたそう。

現在は、困っている人が地球の裏側にいても解決できるように、プロダクト作りを推進しているようです。

 

成功体験(5:49~)

株式会社まつりばのメイン事業である「Startup Base U18」。

実はこれ、0から立ち上げた訳ではないそうです。

他人のふんどしで相撲をとる ことで成功体験を積み上げ、直後にスピンアウトしてできたのが「Startup Base U18」。しかし、初期の頃は参加者が5人しか集まらないという強烈なスタートだったとのこと。

そこからだんだんと拡大し、今では全国の様々な高校で実施するまでになりました。

 

3つの心構え(6:41~)

最後にお話してくれたのは、起業での3つの心構え。

  1. 行動:思考(調査)=8:2
  2. 他の人がやらないことで自分が好きなことは、超有利・超優先
  3. 濃い仲間・信頼できる人をつくるために、コトをつくる

特に3番については、同じ目的(=コト)に向かって試行錯誤すると、濃い関係性ができてくるので、大学生のうちからコト作りを進めてほしいとアドバイスしてくれました。

 

ハタチのトビラ編集部より

いかがでしたか?

最後の3つの心構えにあった「コト作り」は、起業に限らずあらゆる面で大切なことだと感じました。人間は意味を求める生き物です。

「何のために?」が明確でないと人は集まりません。

部活やサークルだけでなく、将来仕事で部下を持つ時にも、ぜひ意識しておきたいですね。