MovieMovie

【ハタチの選択:大手vsベンチャー編】「結局、新卒で行くべきは大手とベンチャーどっち?」この議論に終止符を!

就活, ベンチャー, 大手, 生き生き働く

結局、新卒は大手とベンチャーってどっちに行くべき?

「自分の人生は、自分で決められる。」


ハタチになると、そんな風に感じられるのではないでしょうか?
自分らしい選択を納得してするために、まずは、将来の選択肢を知ることから始めましょう!


新卒で大手とベンチャー、どちらに行くべき?よく語られるこの議論。
「安定性を取るなら大手」「成長したいならベンチャー」これって、本当…?
この議論に終止符を打つ、そんな展開に要注目!
大手企業とベンチャー企業の、異なるキャリアを持つお二人の話を聞いて、自分の将来の選択肢に向き合ってみましょう!


※この動画では、2023年2月25日(土)に開催したオフラインイベント「ハタチの選択」大手×ベンチャー編の一部を凝縮してお届けしています。

対談ゲスト
大手:(株)サイバーエージェント 宮内 麻希さん
ベンチャー:(株)ワンキャリア 寺口 浩大さん

動画視聴のポイント

・学生時代〜今までの「マイテーマ」って?
・大手とベンチャーの違いって?
・“大手=安定”、“ベンチャー=成長できる”のリアルとは?

他にも、「会社で楽しく働くためには?」「キャリア選択で意識すべきことは?」など、就職や働くことのリアルが詰まった動画となっています!

 

学生時代から今まで、何を探究して生きてきた?(0:59~)

大手とベンチャーという、異なるフィールドで働くお二人。まずは学生時代から今に至るまでの“マイテーマの変遷”について、教えていただきました。
大学時代からアクティブに活動していたという宮内さんは、インターン先のベンチャー企業で働く大人たちと接する中で、「仕事=自己実現のための選択肢」という考えを持っていたのだとか。
1社目に入社するも、思い描いた働き方が出来ず、仕事に打ち込めない日々。「コピーライターになりたい!」という熱い想いを持ち続け、スタートアップに転職。そこでの経験から得た多くのスキル=武器を活用し、社会により大きい影響を与えるため、大手に転職したそうです。

一方、寺口さんは、中学時代に“満員電車に乗るくたびれたスーツのおじさんたち”を見て「この人たちのように生きたくない!」と危機感を抱いたそう。面白く生きている大人に近付くため、ロックバンドを組んでいたのだとか!
大学時代は、働くことにネガティブなイメージを持っており、バイトをすることなく大学生活を過ごしていた寺内さんですが、転職しながら自分の可能性を模索。現在はPublic Relationsとして、自由なやり方でブランドと社会を繋ぐ役割をされています。
 

そもそも“大手”と“ベンチャー”の違いとは?(7:12~)

比較して語られることが多い“大手”と“ベンチャー(スタートアップ)”ですが、実は、そもそも性質が違う尺度を表すワードなんだそうです。

大手:売上や従業員数などの企業規模が高い
ベンチャー:新規性や成長率が高い(企業規模は問わない)


一般的な“大手”“ベンチャー”のイメージだけで企業を理解した気にならないよう、要注意です。

さらに、様々な会社の成長段階(フェーズ)を経験した寺口さんによると、「新規事業を生み出す力(たし算)」と「既存事業を効率化する力(かけ算)」のバランスが変化しながら、規模が大きくなっていきます。

この“たし算”が得意な人と“かけ算”が得意な人がいて、どこに向かうか?議論を続けているのが会社のリアルなんだそうです。

お二人のお話から、あなた自身が、どんな会社フェーズに興味があり、どこで力を発揮できそうか?考えてみましょう!

 

“大手=安定”、”ベンチャー=成長”って本当?(11:04~)

続いての話題は、無意識に思いがちな「大手=安定」や「ベンチャー=成長」というイメージについて。


宮内さんが働いている(株)サイバーエージェントの組織形態は、会社全体の企業規模が大きいという点で、大手の側面を持ちます。一方で、多くの子会社に細分化されており、各子会社で新規事業に力を注ぐベンチャーの側面も持ち合わせています。


そのような環境で働く宮内さんが思う大手企業の魅力は、“自分がfitする役割を選びやすい”という点なんだそうです。新規事業に関われば、自分は、“たし算”が得意なのか、が検証できます。また、既存事業に磨きをかける経験をすれば、“かけ算”が好きなのか、を実験することが出来るんですね!


寺口さんからは、多くの人が求める「安定」という言葉の意味について、鋭いツッコミが。私たちが真に求めているのは、「会社が安定して100年続くこと」なのか、それとも「自分が健康に安心し、楽しい仲間と働けること」なのか?改めて認識したいところです。


さらに、「ベンチャーから大手への転職は厳しい」「会社に入れば人生安泰」など、キャリアに関する勘違いのリアルを語ってくれています。


「この職種はハードだから避けた方がいい」「この業界は優秀じゃないと挑戦できない」など、社会に広がるイメージを鵜呑みにすることは簡単です。しかし、前提を疑い、実際に自分で話を聞いてみるなど、情報を精査することで、自分が持つ可能性や選択肢を広げていきたいですね。


お二人の話を参考に、働くにあたって自分が大事にしたいことが何なのか、考えてみましょう!

 

ハタチ世代へのメッセージ(18:14~)

最後に、自分らしく生きるお二人からハタチ世代へ、今後のアクションに繋がるメッセージを頂きました。


宮内さん:「自己実現の手段として“働く”がある。やりたいこと・楽しいことを、会社の人とお金を使ってできる!という感覚を忘れないでほしい」


寺口さん:「オフラインイベントが復活した今、勇気を出してほしい。どんな勇気でもいいから。実際に会って話した時間が、色々なきっかけに結びついたりする!」


お二人の力強い言葉で会にパワーをもらい、次のセッション「グローバルvsローカル」へとバトンが繋がれました。
 

ハタチのトビラ編集部より

就活生の誰もが一度は迷うであろう、「大手vsベンチャー」の議論。
サイバーエージェントの宮内さんとワンキャリア寺口さんのリアルなトークを通じて、私達が漠然と持っているイメージは乖離があるかも…とが感じられたと思います。

「働くことは、自己実現の手段」

就活をしていると、採用してもらうために、“企業に求められるような自分”を伝えなければ、と考えてしまうかもしれません。
しかし、自分らしいキャリアを歩むために、「自分はどんな大人になりたいのか?」「自分の得意なことや好きなことは何なのか?」「たし算・かけ算の力はどう活かせるのか?」など、今までの経験から得てきたことを整理し、ありのままに伝えようとすることが、大きな一歩になります。

大手・ベンチャーという枠組みでキャリアを考えてみましたが、これを通じて、自己実現の手段の多様さを知り、自分が求めるキャリアの解像度を上げていきましょう!