スポーツの経験は「就活」や「起業」に活かせる?
スポーツで得た経験を活かして“起業”された元フットサル日本代表の片山さん。「好きを仕事にする」その経緯とリアルを語っていただきました。
就活や転職においても「好きを仕事にするべきか否か?」と迷う人も多いですが、好きで突き抜けた片山さんのキャリアやスポーツ(部活動)に活かせる考え方は必見です。
「好きを仕事にするって実際どうなの?」動画視聴のポイント
- 「スポーツ経験から大切にしている価値観とは?」
- 「スポーツ経験を活かした大学生活の過ごし方とは?」
- 「自分の“好き”をキャリアにつなげる方法とは?」
といったポイントを意識しながら、片山さんのプレゼンを視聴してみましょう!
スポーツの経験を活かしたセカンドキャリア(0:14~)
「フットサル日本代表」名前だけきくとかっこよく聞こえるけど、実は全然稼げないマイナースポーツ。現役引退後、「何がお金になるかな?」と考え続けた結果、自身の経験を生かして起業することを決意し、(株)LA DOCEを設立しました。
現在は、海外遠征のコーディネートや指導者派遣、通訳を行う傍ら、サッカークリニック・イベントなどを開催しています。
10代に学んだ海外と日本の違い(1:35~)
高校卒業後、ブラジルとアルゼンチンのサッカークラブでの10代の経験が、その後の人生に大きな影響を与えました。
「英語話せる?」ときくと、みんな「YES!」言います。でも、実際は「ハロー」「センキュー」しか言えない人が多い。笑
スタメン選手がケガしたところに、「このポジションできるか?」と監督が言うと、自分以外のメンバーみんなが「YES!」って手を挙げているんです。「え、キーパーやったことないじゃん!」って思うんですけど…笑。そういった経験を何度かしました。
「YES」or「はい」がチャンスを運ぶ(2:34~)
日本は、『100%できないと「できる」と言ってはいけない』と捉える人が多いです。でも、海外の選手は、数%の実力でも、「YES」と言います。
「できる」と言えば、「やってみて」とチャンスがやってくることを知りました。そういった経験から、「とりあえず、YES」と言うことを大切にするようになったそうです。
「普段の自分ならやらないのになぁ・・」ということに、「考えずにやってみる」ということで、様々なチャンスを掴んできた片山さん。そして、それが繋がって今の仕事になってきたといいます。
マイテーマ「やりたいことができるようになるために、チャンスを得ることができる人材になるためには?」(4:23~)
現在、1000人くらいのサッカー少年を9-10歳のサッカー少年を様々な国に連れていき、チャンスを掴んでもらうような活動をしています。
チャンスは、突然やってきます。「YES」といってチャンスを掴んでいく人たちを増やし、未来ある子どもたち、若者たちをサポートしていきたいと考えているようです。
ハタチに伝えたいこと(5:23~)
「人生は一度きり」「明日あることも分からない」ということを、南米の地でリアルに感じてきました。チャンスをもらえるかどうかも、分かりません。
自分の直感が大事ですが、まだ直感の精度が低いと感じるのは、「経験が足りない」からです。
とにかく、20代のうちに、来たチャンスは「YES」or「はい」で掴み、「3秒ルール」で返事をする。そうして経験を積んでいけば、自分のやりたいことや好きなことに巡り合えるはずです。
ハタチのトビラ編集部より
「学生」から「社会人」になる変化のひとつに、「絶対解」ではなく「最適解」を導くということが挙げられます。「1+1=2」のように絶対解がある義務教育から、“1つの正解”が用意されていない社会人生活に変わります。
スポーツや部活動の経験は、「正解のない問い」に向き合う貴重な経験です。就活の場でも、チームメンバーや監督と連携をとりながら「答えのない問い」に向き合った経験が評価軸になることがあります。
片山さんは、「YES」で経験掴み、その経験を自分なりに分析する時間をもったことでやりたいことを見出し、「起業」という道へ進みました。
みなさんもこれまで培った経験を活かし、自分に向き合う時間を大切にしてみてはいかがでしょうか?