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好きを仕事にする!メンヘラ社長が語る起業の理由とは?

大学生活, プログラミング, 恋愛, 起業, 大学生, IT

学生起業、理由は彼氏の束縛?

現在東京工業大学の大学院生(※撮影当時)でありながら、株式会社メンヘラテクノロジーの代表取締役社長を務める高桑蘭佳さん。起業のきっかけはなんと「彼氏を束縛するため」

自他共に認めるメンヘラの高桑さんに、起業に踏み切った理由はもちろん、彼氏中心の大学生活を送る中での心境の変化、そしてそんな彼女が大切にしている想いを語っていただきました。

 

「自分の気持ちに素直」動画視聴のポイント 

  • 「起業に至った背景は?」
  • 「彼氏中心の大学生活とは?」
  • 「高桑さんが大切にしている想いは?」

といったポイントを意識しながら、高桑さんのプレゼンを視聴してみましょう!

 

「メンヘラテクノロジー」ってどんな会社?(0:11~)

“メンヘラ社長”高桑さんが目指すのは「幸せに病める世界」。彼氏を想って病むこと自体が問題なのではなく、病んだ時に良くない行動をとってしまうことが悪であると考え、病みながらでも上手く自分で解決して幸せになれることが理想だと言います。

そこで高桑さんが取り組んでいるのは、大学院で専攻しているAI・自然言語処理・機械学習を活用した「メンヘラせんぱい」というチャットアプリの開発。このアプリを通して相談ができるようになることで、病んでしまったメンヘラ本人はもちろん、相談相手となる人の負担もが軽減できるようになります。

 

彼氏を束縛するための起業(2:15~)

「彼氏を束縛するためにノリで起業をしてしまった」と語る高桑さんですが、やはりそこに至った経緯が気になります。

実は高桑さんの彼氏も経営者の方だそうで、高桑さんはその彼氏が会社の社員旅行にいくのが許せなかったようです。社員旅行についていきたいと考えた高桑さんは彼氏に「私を会社の役員にしてほしい」と直談判。社員の心境を考えた彼氏に断られてしまうのですが、「起業をするとか、他の社員が納得するような実績があればいい」という彼氏の軽い言葉をきっかけに実際に起業してしまったというのが事の経緯だそうです。

彼氏と一緒に居たい一心で、彼氏の冗談(?)を現実にした結果が今の高桑さんなんですね!

 

彼氏最優先で送る学生生活とは?(3:30~)

とにかく彼氏が大好きな高桑さんの学生生活はどのようなものなのでしょうか?

高桑さんが大学1~2年生の時のマイテーマは、「彼氏中心の生活をしながらお金を稼ぐには?」ということだそうです。シフト制のバイトでは忙しい彼に合わせたスケジュールの調整がしにくい、そして病んでしまった時にも出勤しないといけないのが辛いと考えた結果、フリーランスのライターとしてお金を稼いでいたそうです。

その後、卒業研究の時期には「テクノロジーを使って彼氏を束縛するには?」をマイテーマに掲げ、専門である機械学習を活用して、彼氏のTwitterにリプライを送ってくる女性のコメントを解析するといった研究を進め、実際の研究会で発表。

そして大学院生として、彼氏の仕事に干渉するために起業。現在のマイテーマは「彼のプライドを傷つけずにヒモにするには?」だそうです。そんな中、彼氏がもともとヒモになりたいと考えるタイプでは無いことを踏まえて高桑さんが思いついたのが、“広い意味でのヒモ”として自分が彼氏の会社を買収すること!その目標のためにも、今は自社の黒字化を目指して日々をおくっています。

 

社長としての葛藤、大切にしたい想い(5:56~)

「好きな人に愛されたい」その一心で自分の行動を決めてきた高桑さんだからこそ、教授や投資家の方達には「それって社会的意義があるの?世の中のためになるの?」というような問いを投げかけられることも多いそうです。

「まだまだメンヘラなのでそこまでは考えられない」というのが高桑さんの正直な気持ち。しかし、逆に自分のやっていることが「結果的に世の中のためになればそれでいい」と今は考えているそうです。

現在学生生活を送る皆さんにも、“自分の気持ちに素直に”いることを大切にしてほしいと語ってくださいました!

 

ハタチのトビラ編集部より

「恋人が好きすぎて、自分の生活までもが相手中心になってしまう!」

一見ネガティブに聞こえてしまいそうなこんな言葉でも、高桑さんのお話と合わせて聞くとかっこよくさえ見えてきませんか?“自分の気持ちに素直に”いること、それを得意分野とかけ合わせることで、自分の好きを仕事に直結させることができる!ということを高桑さんが教えてくれたような気がします。

そのためにはやはり、思うだけではなく行動に移すことも必要であると感じました。高桑さんのようにきっかけは「ノリ」であったとしても、まずは一歩を踏み出してみることがとても大事なのかもしれませんね!