ワコールの“MD(マーチャンダイザー)”に密着!
「得意を活かして働く」「自分らしく働く」そうは思っても、そもそも世の中にどんな仕事があるのか、将来の選択肢を知らないと視野を広げることはできません。
ハタチのトビラでは、様々な社会人の働く姿をジョブシャドウイング(職業体験)として動画にまとめています。
今回は、ワコールのMD(マーチャンダイザー)を担当する北澤さんの現場に密着しました。
※MD(マーチャンダイザー):商品企画から販売戦略、品質管理など、製造から販売まで一貫して行う仕事のことをいいます。
「ワコールMDの特徴とは?」「どんなキャリアを歩んできたのか?」働く現場に触れ、自分のこれからについて考えてみましょう。
動画視聴のポイント
- ワコールの「MD」の特徴とは?
- 商品開発から販売までの流れって?
- MDの仕事のやりがいとは?
他にも、「仕事へのこだわりって?」「どんなキャリアパスがあるの?」「MDに必要なスキルとは?」など、働くリアルが満載の動画になっています。
自己紹介・ワコールMDの特徴とは?(0:28~)
密着したのは、ワコールブランドのPARFAGE(パルファージュ)でMDを担当されている北澤亮介さん。
新卒でワコールに入社し、通信販売事業部と百貨店の販売(セールス)をそれぞれ5年間経験した後、現在はパルファージュのMDとして活躍されています。これまでのキャリアと職種による違いについて伺いました。
「商品が売り場に並ぶまでにどんな仕事がある?」「セールスとMDの違いって?」ワコール13年目、北澤さんの話から考えてみましょう。
お客様に寄り添う商品作りとは?(2:08~)
最初の密着現場は、顧客調査フィードバック会議です。
ワコールでは、外部調査会社の協力も得て、「お客様の生の声」を集めています。調査会社の担当の方から、様々な属性のユーザーさんから得た調査・分析結果が伝えられます。時には、厳しい意見も…
「企画の段階でどんな調査をするの?」「顧客の声を大切にするってどういうこと?」消費者ではなく、価値提供をする企業側の視点に立って考えてみてください。
顧客調査フィードバック会議振り返り(3:40~)
顧客調査結果を踏まえて、企画メンバーでの打ち合わせにも潜入!
デザイナーさんも交え、様々な視点から意見交換がされています。商品が世に出る前に、「お客様に、どのように、どこまで寄り添えるのか」試行錯誤しているようです。
「商品の価格ってどうやって決まるの?」「MDとしてどんな視点が必要?」北澤さんの熱い思いが伝わる一幕を覗いてみましょう。
新規顧客を獲得するためのこだわりとは?(5:12~)
次の会議は「1年後を見据えた商品企画」の打ち合わせです。
新規顧客を獲得していくために、ブランドコンセプトを大切にしながら、商品のデザイン、機能性、販売方法まで、様々なアイデアが飛び交います。
「新規顧客を獲得するための企画とは?」「トレンドを仕掛けるコツとは?」社員の方々が“愛される商品”をつくるために責任をもつ姿が垣間見られます。
今後の展望(7:23~)
最後に、北澤さんから今後目指していることについて伺いました。
「どの職域に携わることが、一番お客様に寄り添うことができるか?」というマイテーマのもと、様々な職種に携わった経験を活かした価値提供の形について、向き合っているそうです。
みなさんは、どんな「マイテーマ」を掲げて働きたいですか?
編集後記
商品の価格設定において“100円”へのこだわりについて話す北澤さんの姿が、印象的でした。
デザインや機能性等にこだわった商品に、どのように値段をつけるのか?
消費者目線に立つと「少しでも安いものを…」と思うかもしませんが、商品の作り手はその価格設定に想像以上の拘りがあります。
社会へ出ると、仕事に費やした「時間」で「対価」が決まる訳ではなく、仕事を通じて提供した「価値」に対して「対価」を得るのが一般的です。
「何に拘り、誰に、どんな価値を提供したいですか?」これからの働くを考えるにあたって、向き合ってみると良いかもしれません…