就活前までに求められる準備とは?
コロナショックも影響し、就活をはじめ、サークル、アルバイト、インターンシップ等、大学生活の在り方が変化しています。
その変化の中で、唯一変わらないこととしては、大学生活が『学校生活から社会人生活への"移行期間"』ということです。
では、「就活前までに必要な準備とは何か?」社会で求められることから逆算して、自分なりの一歩を考えてみましょう。
「受験と就活の評価軸の違いとは?」
「大学生活で意識する3つのコトは?」
「学校」と「社会」の3つの違いとは?
1,「絶対解」から「最適解」を導く
義務教育の中では「1+1=2」のように絶対解がある課題を素早く解くことが求められてきました。
しかし、義務教育のように"一つの正解"が用意されていないのが社会人生活です。
例えば『売上向上の施策を実行せよ』といった指示に「絶対解」はありません。顧客に合わせた「最適解」を自分なりに導くことが求められます。
2,評価指標が「偏差値」から「経験値」へ
大学受験までの評価基準であった"偏差値”は、就活では"経験値"に変化します。
「学生時代、最も力を入れて頑張った経験はなんですか?」これは就活で面接官から必ず聞かれる質問です。
企業では「最適解」を導くことが求められるからこそ、サークルやアルバイトの中で「答えのない"問い"と、どれだけ向き合ったか?」ということが一つの評価軸になるケースもあります。
※引用:面接官の告白
3,「労働時間」から「強み・成果」へ
大学生活でのアルバイトは「自分の時間」を提供した報酬として給料をもらいます。居酒屋で働いたら『時給1000円』といったお馴染みの仕組みですね。
しかし、社会人生活では「自分の時間」を提供すること以上に、本人の「強みや提供した価値(成果)」によって報酬が決まります。
つまり、企業に所属するから「給料」「やりがい」「肩書き」といった報酬が得られる訳ではなく、企業に所属して『強みを磨きながら、価値を提供すること』が大切なのです。
どうやら『安定=大手に就職』から「安定=企業に求められる力を磨き続けること」へと意識を転換していく必要がありそうです…
大学生活で意識すべき3つの原理原則
では、変化を踏まえて「就活前までにどんな準備が必要なのか?」その答えを解くカギとなる3つの原理原則を紹介します。
1,アンテナを広げ「感知する」
感知するとは「知らないこと」「変化していること」を感じとることです。
例えば、就活において「業界」「職種」を踏まえると様々な選択肢が存在します。しかし、選択肢を知らなければ「自分への向き不向き」を選べません。
時代に合わせた自分らしい生き方を選択するためにも、視野を広げてみましょう。まさに『無知は罪なり』ですね。
2,「実験する」を繰り返す。
実験するとは「自分できっかけを作ること」「誰かとつながること」を指します。
「行動」よりも「実験」という言葉には『やってみないとわからない』という意味が込められてます。
ベタですが、自分の興味から一歩踏み出してみること通じて、自分なりの「経験値」を蓄積していきましょう。
社会人生活での転職は、腰が重たくなりますから…
3,「分析する」ことで「強み」を伸ばす。
絶対解が求められる学校生活においては「知識学習」が主流でしたが、最適解が求められる社会人生活では「経験学習」が主流です。
「経験学習」は、やりっぱなしで終わらせずに、「成功or失敗要因は?」「自分の向き不向きは?」といった分析を通じて、自分らしい強みを磨くことを指します。
スキル・知識は陳腐化する中で「経験から自分に問いをなげ成長に転換する力」は陳腐化しない。
だからこそ「分析する力」を養うためにも、『1日10分』自分と向き合う時間も大切にしてみてください。
就活で「時を戻そう」は通用しない。
就活になると誰もが悩む「やりたいことってなんだろう?」という問い。
大学3年生の就活スタートとともに向き合っても簡単に解はみつかりません。後悔しても
「時を戻そう」は通用しないのが現実です。
なんとなく「今を生きる」から、将来を見据えて「今を生きる」一歩を踏み出してみましょう。