大手企業を2年で退職!?フードコーディネーターを経て起業した20代女子のリアル

食品業界を渡り歩く20代女子のリアル

「食」という一つのテーマを軸に、食品業界での働き方をアップデートし続けている倉田さん。

新卒で入社した大手食品商社の三菱食品(株)を2年で退職し、フリーランスに転身。その後、シンガポールの空港でお弁当開発を経験。帰国後、合同会社HITOOMOIを創業し、レシピ開発やお弁当コンサル、記事・コラム執筆などの活動をしているようです。(目まぐるしい…)

「食」という一つのテーマに複数の切り口からかかわっている倉田さんの働き方をみていると、興味のあることを仕事にするにあたって、選択肢は無限大にあるように感じます。今回は、興味ある分野でのキャリアの創り方や、マイテーマの変遷を赤裸々に語っていただきました。

 

「食をテーマにした働き方とは?」動画視聴のポイント

  • 「マイテーマ」を持ちながらキャリアを築くってどういうこと?
  • 「フードコーディネーター」としてのキャリアの築き方
  • 20代のうちに「起業」を目指す人が抑えるべきこととは?

といったポイントを意識しながら、倉田さんのプレゼンを視聴してみましょう! 

 

「食」を軸に起業(1:20~)

フードコーディネーターとして活躍の幅を広げる倉田さんのマイテーマは、「大切な人を喜ばせるためには?」。マイテーマに沿った活動として、「相手のために料理を振る舞う」ことを軸に活動されています。

 

マイテーマの“原体験”は、強烈な部活動の食トレ(1:40~)

大学時代から「食」に関する活動をする倉田さんの原体験は、高校時代の部活の経験にありました。当時、トレーニングの一環として、“ご飯を1人5,6杯食べ切らなくてはいけない”という罰ゲームのような時間があったそうです。

その体験から、これからの人生は「生きるため・身体のための食事」ではなく、「心が豊かになる食事」をしたいという想いが生まれました。

 

マイテーマ探究大学編:「体現したい手作りの食卓とは?」(2:20~)

学生時代は、長野県での農業インターンにて「生産」を学んだり、サークル活動で企業とのコラボ商品・学食メニュー開発に携わったり、神奈川県で料理コーナー担当として「レシピ開発」をするなど、活動を広げます。

「手作りの食卓に価値がある」と思っていた学生時代。しかし、社会では、「簡便な食事や利便性のある食事が求められている」と感じます。

 

マイテーマ探究新卒編:「社会から求められる食卓とは?」(3:07~)

“自分の想い”と“社会ニーズ”のギャップに気が付いた倉田さんは、「社会で求められる食事」についてもっと知りたい!という想いを持って、新卒で食品商社へ入社します。

大学時代の生産の経験に加えて、「食」の大手企業で流通、開発、販売の「食」に関する一連の経験を積むと、大手企業を2年2か月で退社。フリーランスに転身後、シンガポールへ渡り異国の生活・文化・考え方を学びました。

 

マイテーマ探究起業編:「創りたい未来の食卓とは?」(3:47~)

日本だけでなく、異国での「食」についての探究も深めた倉田さん。

起業された現在は、「人を想う気持ちを、食で表現できる社会の実現」を目標を掲げながら、レシピ開発を主軸に、食コラムの執筆やフードスタイリングなど、「食」に関する活動を広げているそうです。

 

ハタチへのメッセージ(4:09~)

就活では、「自己分析をして、長所・短所を見つけよう!」と言われます。人それぞれのいいところ、悪いところのそのどちらも、“自分の特徴”として認めること、許すことが大切だといいます。

その上で「自分がこうなっていたい!」とイメージすることで、自分の苦手や足りないことを補ったり、自分が伸ばしていきたいことを大切にしたりするような生き方ができる。

そうやって、自分がやったことに誇りをもつこと、自分の好きな自分でいることが大切であると力強く語っていただきました。

 

ハタチのトビラ編集部より

就職活動の場では、ちょっと背伸びした「やりたいこと」や「志望動機」を考えがちです。しかし、自分の本当の「ありたい姿」をイメージした上で、等身大の自分で、“今”の興味・関心に走ってみるということがとても大切です。

変化の激しい社会では、遠い未来ではなく、今にフォーカスして“自分をアップデート”し続けることが重要になります。

倉田さんはまさに、「食」という1つの興味に対し、その時その時のテーマを暫定的に決めて動く、その繰り返しをされながら進まれてこられたんですね。倉田さんは、「ありたい姿」や「やりたいこと」を実現できる場所は、一つではないということを体現されています。

みなさんも、就活が本格化する前に、まずはマイテーマ(“今”の自分の興味から探究したい“問い”)を毎月たて、自分の本音に向き合ってみることから始めてみませんか?

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